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スタインウェイの秘密

スタインウェイ7つの秘密

材料
材料
ピアノの素材はほとんどが木材。最高級のカナダ産メープル、スプルースなどの無垢材を使う。節穴のない真っ直ぐな木目のものを選ぶ。木目は音の振動が伝わるので極めて重要。木に含まれる水分40%を2年間かけて自然乾燥、さらに6ヶ月で14%にする。その後、8.5%まで人工乾燥させる。スタインウェイの楽器は対応年数が100年以上あるので、その間ゆがみや反りなどが出ないようにするためだ。
リム
リム(側板)
構造体の強度と音の共鳴にとって、極めて重要なのが側板。スタインウェイにとって単なるピアノケースの外枠ではない。18枚の無垢板を木目を水平に揃えて張り合わせ、1工程で完成させる。熱や蒸気を使わずに接着、プレスして曲げて一体形成する。もちろん、ネジなど使わない。乾燥には約6ヶ月を要するが、それが耐久性のポイントになる。放射状に組んだ5本の支柱も極めて重要なポイント、1885年の特許だ。
響板
響板
スピーカーの振動板に当たる音の心臓部。厳選されたアラスカスプルースを使用して、厚さは中心部が10ミリ、端に行くに従がって5ミリまで薄くなるようテーパー状に仕上げる。そのこだわりが、リムに固定された時に振動しにくくなるのを防ぎ、響板全体の音の波動の拡がり最適にする。強固なリムに支えられた響板は、20トンに及ぶ弦の張力が駒を通して下方に伝わる500キロにも及ぶ圧力に耐える構造になっている。駒は弦の振動を響板に伝える役目を持ち、響板の水平面に対して木目を垂直に取った板を何枚も重ねて張り合わせ作られている。
鉄骨フレーム
鉄骨フレーム
1872年に特許を取ったこの鋳鉄製鉄骨フレームも、耐久性と共鳴増幅にとって画期的な役割を果たすことになった。このフレームは製造過程で収縮する時の微妙なふがみが生じる。スタインウェイでは、敢えてその矯正作業は行わない。はめ込む木材の方をそのゆがみ通りに木目を活かしながら職人が最小限削ってフィットさせる。フレームは金属固有の共鳴振動数を持っているので、響板に直接触れることのないように、響板の上に出ている木釘(木製のダボ)の上に取り付ける。
ピン板
ピン板
6枚のメープルとブビンガーの木目を45度ずつずらしながら交互に張り合わせることにより、チューニングピンがすべての方向から張力に対して耐えられるようになっている。その仕組みが、調律を長く保つという意味では画期的な技術だ。また、両サイドはメープルの木釘でリムに取り付けられており、張力をリム全体で支える。
デュープレックス・スケール
デュープレックス・スケール
セオドア・スタインウェイが1872年に特許を取った考え方で、従来のピアノでは振動を止めてあった弦の前と後ろの部分を、基音に共振させるようにしたもの。各弦の前部と後部を一定の比率で揃えることにより、叩かれた音の倍音の共鳴音を得る。スタインウェイ独自の華やかさで豊かな響きの秘密はここにある。
アクション
アクション
鍵盤の動きを正確に弦に伝達する精緻な動きを支えるのは、木材を充填したチューブ方式のアクションフレーム。エネルギーのロスを最小限に抑えて、ピアニストの狙う、思いのままのタッチをコントロールする。開放された弦を叩くハンマーヘッドのスピードがピアニストの意思を伝達し、最後の微妙な音味付けが決まる。
製造国の違い
製造国の違い
基本設計が全く同じであり、材料も9割方は同じだが、アクションのハンマフェルトについてはまったく違う。ハンブルクは硬く出来ていて針を刺し柔らかくすることで整音する。一方のニューヨークは、柔らかいハンマーフェルトを硬化剤を使って硬くすることで整音するという全く逆の方法を採用している。それらが音の性格にも繫栄されており、よく言われるのは、ニューヨークの引きずるような“熊さん”の低音。ハンブルクは倍音が多いと言われている。


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